ラッキースターボクシングクラブ「今日のラッキースター」

大阪のボクシングジム「ラッキースターボクシングクラブ」の日々是好日な毎日。

2020年08月

「ひとつのラウンドで
 2回ダウンをとられた選手が勝った試合」
ですが、ちょうど2年前、
テレビのワイドショーは、
そのダウンシーンのみをいやというほど
流し続けてました。
そのシーンだけを見れば、
ダウンをとられた選手が負けであり、
最終的に勝ちとなったのはおかしいという
イメージが植えつけられるでしょう。
それに輪をかけるように、
アマチュアボクシングのルールを知らない、
何の知識もないコメンテーターが口々に、
「これで勝ったなんておかしい」などと騒ぎ、
騒動を過熱させました。

全体を見ずに一部のみを見て、
すべてを判断するなど愚の骨頂でしょう。
一部だけをクローズアップすれば
負けのように見えても、
全部を見て判断すれば勝ちでおかしくない、
そのようなケースは多々あります。

テレビのワイドショーや週刊誌は
公正、公平な立場で正確な情報を発信する
媒体ではありません。
商業主義、おもしろおかしく騒ぎたてることで
目を引かせて視聴率や売上アップにつなげる、
そのような無責任な番組、
記事制作をしています。
現在のコロナ騒動についても同様です。
少し前に、吉村大阪府知事のうがい薬発言に
対するちょっとした騒ぎがありました。
知事の発言内容の意図を正確にくみとらず、
一部のみをクローズアップさせた
真意をねじ曲げた報道がなされました。
その偏向した報道姿勢に対して、
知事が即座にその内容修正を求め、
苦言を呈しておさまりましたが、
まったくあきれたものです。

マスコミで記者をされている方々ですので、
国語力がないわけではないでしょう。
むしろ逆に高いはずだと考えますが、
やはり偏向、煽動主義に
慣らされたのでしょうか。
これらの過剰な煽動によって
不必要に感染を恐れる心理が「自粛警察」や
帰省者に対するバッシング、
感染された方への心ない攻撃などに
つながっているものと思います。


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「ダウンをとれば勝ちだというわけではない」
と書きました。
ダウンを奪い優勢となったラウンドが
ひとつあったとしても、
あと2つのラウンドが相手優勢であったなら
トータルのポイントは相手が上まわり、
ダウンをとった自分が負けになることもある、
それは珍しいことではありません。
ごくあたりまえの、正当な判定です。
しかし、アマチュアルールを
正しく理解されていない方からすれば、
「なんでダウンをとった選手が負けなんだ」
となるでしょう。
その最たる例が、2年前の今頃、
大騒ぎになっていたあの事件です。

テレビのワイドショーは、
ある試合のひとつのラウンドの
ダウンシーンのみを繰り返し流してました。
「2度もダウンをしている選手がこの後
 判定で勝ちにされているんですよ」と
その試合が不正であったかのように
いやというほど毎日繰り返して流してました。
ど素人のコメンテーターは口々に
「これはひどい」
「なぜダウンした選手が勝ちになるのか」
「ダウンをとった選手がかわいそうだ」
などと述べてましたが、
ひどいのはこの放送のありかたです。
3ラウンドすべてを放送し、
ルールを知っている方がそれを見たなら
コメントの内容はまた変わってくるはずです。

ダウンがあったラウンドは
明らかにダウンを奪った選手が優勢です。
しかし、それ以前の2つのラウンドでは
ダウンを奪われた選手が
わずかですが優勢のようにみえます。
映像での確認なので
正確ではないかもしれませんが、
現地で裁定をした審判員は
そのように判断して採点されたようです。

となると、ダウンを奪われた選手は、
優勢だったふたつのラウンドが10対9、
ダウンを奪われたラウンドが9対10
このような採点になっていたでしょう。
3ラウンドのトータルは29対28、
1ポイント差でのポイント勝ちです。
仮にダウンを奪われたラウンドの採点が
8対10であれば、
トータル28対28の同点になりますが、
その場合は、
3ラウンド中2つのラウンドを制したことを
評価されて勝利となるでしょう。
アマチュアには「引き分け」はありません。

ルールを理解しないまま
「ダウンをとったから勝ちだ」
「判定がおかしい」などと騒ぐのは
まったくもって間違った行為です。


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プロボクシングとアマチュアボクシングの
ルールの違いについて先日少し書きました。
その違いですが、反則行為だけでなく、
採点基準にも大きな違いがあります。
今はプロもアマチュアもラウンドごとに
優勢な選手に10点をつける方式ですが、
その基準は同じものではないです。

まず、アマチュアはダウンに対して
特別な点数を加えることはありません。
ダウンを奪ったパンチも「有効打1」として
換算され、他の有効打と同じ評価です。
ただし、ダウンのダメージが大きく、
試合続行ができない、もしくは
試合の継続が危険だと判断された場合は、
レフェリーによって
KO(ノックアウト)または
RSC(レフェリーストップコンテスト)の
宣告がなされ、そこでダウンを奪った選手が
勝ちとなります。

しかし、ダウンはしたものの
さほどダメージがなく
試合続行に支障がないと判断された場合や、
両選手の技量に大きな差がないとみられれば
試合は続行されます。

KOやRSCなど途中での中止がなく、
3ラウンドを終了した場合は、
ポイントで勝敗が決められます。
ポイントはラウンドごとに採点され、
3ラウンドのトータルで勝敗が決まります。
そのポイントはひとつのラウンドごとに、
優勢だった選手に10点、
劣勢だった選手に9点か8点を与えます。
プロの試合のように
「10対10のイーブンです」はありません。
そして、試合は3ラウンドで終わります。
第1ラウンドを10対9で相手にとられたなら、
第2、3ラウンドともに
10対9で取り返さないと勝てません。
第1、第2ラウンドともに劣勢となった場合、
第3ラウンドで優勢に転じても勝てません。
それこそKOかRSCで逆転するしか
勝つ方法はないといっていいでしょう。

「最初は相手の出かたをじっくり見よう」
などと考え、防御だけに徹していたなら、
仮に1発も打たれていなかったとしても、
相手選手の積極的な攻勢が評価され、
相手が10対9でリードしたものとされます。
そうなると、第2、3ラウンドを制さないと
勝つことができなくなります。

プロの試合のように
長いラウンドを戦うのであれば、
「様子見のラウンド」「休憩のラウンド」
などを作ることもできますが、
アマチュアの試合は3ラウンドで終わりです。
3つのラウンドのうち2つ以上を制するか
KOかRSCで勝つか、いずれかになります。

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今日の土曜日と明日の日曜日は
午後1時から午後7時の開館です。
先週は午後6時までの開館でしたが
明日と明後日は通常のスケジュールです。

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今年はもう公式試合の開催予定がありません。
先日お知らせしましたとおり、
全日本選手権、全日本女子選手権、
全日本社会人選手権、神戸市民大会も
中止となりました。
あ、ひとつだけマイナーな大会が
混じりましたが、それも中止です。
スパーリング練習会の予定もたてられず、
その他対外試合の予定もありません。
来年度はどうなることかわかりませんが、
試合出場を目指す、考えている皆さんは、
今は今できることをやりましょう。

通常の練習をこなすことはもちろんですが、
筋力トレーニングやロードワークなどでの
スタミナ増強、
さらにはフォームの見直しなどもいいですね。
そしてもうひとつ、ぜひやってほしいことが、
アマチュアボクシングのルールの習熟です。

ルールを理解していないことで、
負けてしまうことが多くあります。
それ以前に、ルールを知らないままで
試合に出るなど問題外でしょう。

以前書いたことがありますが、
試合中に声を出すことは反則です。
パンチを打つ時に
「しゅしゅしゅ」「ふんふんふんっ」と
声を出すことは反則です。

グラブの内側を当ててしまうのは
「インサイドブロー」という反則行為です。
フックを打つ時に手のひらを横に向けると
その反則打を打ってしまいやすくなります。

おじぎをするような体勢でのダッキングは
「ローヘッド」の反則になります。

体がくっつきあった時、
ふんばって前に出ようと相手を押すのは
「プッシング」の反則になります。

その他、試合中に反則となる行為は
多数あります。
そして、プロボクシングの試合では
反則とされなくても、
アマチュアボクシングでは
反則行為として厳しく注意されるものも
多くあります。
それを理解せずに試合に出て、
リング上で注意を受けて、
「ええっ、これって反則なの?」と
とまどってしまうことになっては、
試合どころではなくなります。
ルールについてよく理解し、
ルールに則った動きができるように
練習しましょう。

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